ヒョウモンリクガメの飼い方|大きさ・寿命・餌・飼育環境を実際の飼育例で紹介

ヒョウモンリクガメ リクガメ

こんもり丸い甲羅に、くっきりしたヒョウ柄。ヒョウモンリクガメは、模様がとてもきれいなリクガメです。

うちにも、1歳くらいのヒョウモンリクガメがいます。ケヅメリクガメとともに、まるまるペットの大切な家族です。

葉っぱをくわえている顔も、甲羅からちょこんと出ている足もかわいい。リクガメと暮らすのは楽しいですよ。

ただ、小さい頃の姿だけで迎えると、成長した大きさに驚くかもしれません。ヒョウモンリクガメも、広い飼育場所と一年を通した温度管理が必要な種類です。

この記事では、大きさや寿命、性格、餌、飼育環境について、うちの飼育例を交えながら紹介します。

ヒョウモンリクガメ全体

ヒョウモンリクガメはどんなリクガメ?大きさと寿命

ヒョウモンリクガメは、アフリカの草原などに生息するリクガメです。高さのある甲羅と、黒と黄色の模様が特徴です。

まずは、迎える前に知っておきたいポイントをまとめました。

項目特徴・飼育のポイント
大きさ成体の甲長は40〜50cmほど
寿命数十年単位。50年以上の付き合いも想定したい
見た目丸く盛り上がった甲羅とヒョウ柄のような模様
食性草や野菜を中心とした草食
活動日中に活動し、暑い時間帯には隠れて休む
冬眠冬眠させず、冬も保温して飼育する

※甲長は、頭や足を含まない甲羅の長さです。

40〜50cmと聞いても、最初はピンとこないですよね。甲羅だけでその長さになるので、小型のリクガメと同じ感覚では飼えません。

うちの子はまだ1歳くらい。今の姿もかわいいですが、飼育場所はこれからの成長に合わせて考えていく必要があります。

寿命も長いので、引っ越しや家族の変化があったときにどうするかまで考えておきたいところです。

ほかの種類とも比べたい方は、リクガメの種類を比較した記事も読んでみてください。

ヒョウモンリクガメは人に慣れる?

「ヒョウモンリクガメはなつくの?」というのも、気になりますよね。

人が近くにいることに慣れる場合はありますが、遊ぶのや触られるのが好きかどうかは別の話。その子の反応を見ながら付き合っていきたいです。

首を引っ込めたり、逃げようとしたりするなら、無理に触らずそっとしておく。迎えたばかりの頃は、まず落ち着いて食べたり休んだりできることを優先します。

うちの子は呼んだら出てきてくれます。「ご飯よーっ」て呼ぶと来てくれます。

食べている口元を見たり、甲羅の模様を眺めたり。うちのヒョウモンリクガメも、写真で見ると模様がよくわかります。同じリクガメでも、ケヅメとはずいぶん見た目が違いますよ。

その子のペースで暮らしてもらうくらいがいいと思っています。

ヒョウモンリクガメのケージは、成長後まで考える

小さいうちは温度と湿度を管理しやすい環境に

うちでは、ヒョウモンとケヅメを別々のケージで飼っています。

ケージには床材を敷き、隠れられる場所を用意しています。写真の配置は現在の飼育例なので、成長に合わせて広さや器具の位置を見直していく前提です。

最初に用意するものは、次のようなものです。

  • 飼育ケージ
  • バスキングライトと必要な保温器具
  • UVBライトと対応する取り付け器具
  • 保温器具に対応したサーモスタット
  • 温湿度計
  • 床材、シェルター、浅い水入れ、餌皿

ケージを選ぶときは、外寸だけでなく、用品を置いた後にどれだけ歩けるかも見ておきます。

水入れとシェルターを置いたら、ほとんど床が見えない。それでは狭いですよね。方向転換や移動ができて、暖かい場所から離れる余裕も必要です。

隠れ場所と十分な広さは、リクガメの飼育環境を整える基本です。

リクガメケージ_ヒョウモン

【関連記事:リクガメのケージの選び方|必要な広さ・床材・レイアウト】(準備中)

大きくなったら、広さと保温の両方が必要

ヒョウモンリクガメは、小さなケージだけで一生飼い続けられる種類ではありません。

将来は大型の囲いや、室内の専用スペースなどが必要になります。成体の飼育では、広い場所を確保したうえで保温する設備も考えます。

迎える前には、置き場所だけでなく、掃除のしやすさも確認しておくと後で助かります。

床材を交換できるか。水を運びやすいか。電源は確保できるか。大きくなってから慌てないように、少し先のことまで考えておきたいです。

とはいっても徐々に大きくなるので大きさに合わせてケージを変えていけば問題ありません。

温度・湿度・紫外線はどう管理する?

暖まる場所と、離れて休む場所を作る

温度管理では、ケージ全体を同じ温度にするのではなく、自分で過ごす場所を選べるようにします。

バスキングとは、ライトなどの下で体を温めること。バスキングスポットを約35〜40℃とする例があります。これは局所的に暖まる場所の目安で、ケージ全体の設定温度ではありません。

うちも35℃になる場所作ってます。

うちの子はお迎え直後、35℃の場所がまだなかった時はほとんど動きませんでした。ご飯も食べず動かず、とても心配になりました。
でもバスキングスポットを準備してから動きが出てきて、その後活発になってます。設置してほんとよかったというか設置しなきゃダメなんだなと思いました。

温度を測るときは、暖かい側と離れた側の両方を確認します。温度計を高い位置に置くだけでなく、カメが実際に過ごす高さで測ることも大切です。

保温器具には対応するサーモスタットを使い、設定後も実測値を確認してください。「ライトをつけているから大丈夫」で終わらず、数字で確認できるようにしておくと管理しやすくなります。

乾燥させすぎず、水もいつでも飲めるように

ヒョウモンリクガメは乾燥した地域にも暮らしていますが、飼育環境をカラカラにしてよいわけではありません。

特に小さいうちは、温度と合わせて湿度や水分補給にも気を配ります。湿度は温湿度計で確認し、幼体か成体か、ケージの通気性などに合わせて調整します。

一方で、床材を常にびしょびしょにするのも避けたいところ。湿度を保つことと、汚れた床材を濡れたまま放置することは違います。

飲み水は、出入りしやすい浅い容器でいつでも飲めるように用意します。食事からも水分を取りますが、それだけで十分とは決めつけないようにしましょう。

UVBライトは、電球と取り付け器具をセットで選ぶ

室内飼育では、UVBを照射するライトを用意します。

ここは、電球だけ買えば終わりではありません。対応するソケットや取り付け器具、甲羅までの距離、照射範囲も確認します。

ケージに固定するタイプなら、取り付けられる場所があるかも購入前に見ておきたいところです。

また、明るく光っていても、UVBの量は徐々に減っていきます。

交換した日をスマホに残しておくと、あとで「いつ替えたっけ?」となりません。

ライトが当たる場所だけでなく、光から隠れられる場所も作ります。

ヒョウモンリクガメの餌は、野菜を中心に

ヒョウモンリクガメの食事は、繊維の多い草や牧草を軸に考えます。

小松菜やチンゲン菜などの葉野菜も食事に取り入れられますが、その数種類だけで済ませるのではなく、食事全体のバランスを考えることが大切です。

餌の種類考え方
野菜食事の中心。小松菜、チンゲン菜
安全な野草・葉野菜種類を組み合わせて取り入れる
草食性リクガメ用フード対象種や原材料を確認して補助的に使う
果物糖分が多いため、日常の主食にしない
犬猫用フード・肉与えない

草や野菜を中心にすること、果物を多く与えないこと。

野草は、種類がわからないものを与えないこと。農薬や除草剤の使用がわからない場所での採取も避けます。

カルシウムについても、葉野菜を食べているから必ず足りるとは限りません。食事内容やUVB環境を踏まえて、必要な補給を考えます。

食べる姿はかわいいですが、「よく食べるもの」と「毎日たくさん与えてよいもの」は分けて考えたいですね。

うちは野菜とたまに果物、たまに庭の草をあげてます。
リクガメフードはあげていないです。というか食べてくれない 笑

【関連記事:リクガメの餌は何をあげる?野菜・草・フードの選び方】(準備中)

冬の保温と、毎日のお世話で気をつけたいこと

ヒョウモンリクガメは冬眠させる種類ではありません。冬も保温して飼育します。

昼間だけ暖かくても、夜や明け方に冷え込むことがあります。最高・最低温度を記録できる温度計なら、見ていない時間の変化も確認しやすくなります。

毎日のお世話は、餌と水の用意、汚れたところの掃除、温湿度の確認が基本です。そのときに、カメの様子も一緒に見ます。

  • 普段どおり食べているか
  • 動き方に変化はないか
  • 鼻水や呼吸の異変がないか
  • 排泄の様子がいつもと違わないか
  • ライトや保温器具が正常に動いているか

食べない、動かないときは、温度だけが原因とは限りません。環境を確認しても改善しない場合や、鼻水・呼吸の異常がある場合は、爬虫類を診られる動物病院へ相談してください。

ヒョウモンリクガメとの暮らしを、長く楽しむために

ヒョウモンリクガメは、きれいな甲羅と丸い姿が魅力です。うちの子もまだ小さいですが、これからどんなふうに育っていくのか楽しみです。

迎える前には、次の3つを確認しておきましょう。

  • 大きくなっても歩ける飼育場所を用意できるか
  • 冬も保温し、ライトなどの設備を維持できるか
  • 長い年月、世話を続ける見通しがあるか

準備するものはありますが、最初から全部を難しく考えすぎなくて大丈夫。まずは飼育場所を決めて、必要な用品を確認し、迎える前に環境を整えるところからです。

うちの飼育例も、成長に合わせて少しずつ紹介していきます。これから迎える方に、ヒョウモンリクガメとの暮らしを楽しんでもらえたらうれしいです。

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