小さな顔に、がっしりした足。ケヅメリクガメって、かわいさの中にちょっと恐竜っぽさがありますよね。
うちにも、ケヅメリクガメ(2歳くらい)がいます。ヒョウモンリクガメ(1歳くらい)とともに、まるまるペットの大切な家族です。
リクガメと暮らすのは、とても楽しいです。ただ、ケヅメリクガメについては、迎える前に知っておいてほしいことがあります。
それは、かなり大きくなること。そして、大きくなってからも暖かい飼育場所が必要なこと。
ここを準備できるかどうかで、飼育の見通しは大きく変わります。
この記事では、ケヅメリクガメの大きさや性格、餌、飼育環境について、初めての方にもわかりやすくまとめます。「かわいいけど、うちで飼えるかな?」と考えている方の参考になればうれしいです。
ケヅメリクガメはどんなリクガメ?大きさと寿命
ケヅメリクガメは、アフリカに生息する大型のリクガメです。まずは、飼育を考えるうえで知っておきたい特徴をまとめました。
| 項目 | 特徴・飼育のポイント |
|---|---|
| 大きさ | 成体の甲長はおよそ50〜80cm |
| 体重 | 40kg~50kg |
| 寿命 | 30年~50年(飼育下) |
| 食性 | 草や野菜を中心とした草食 |
| 活動 | 日中に活動し、歩いたり穴を掘ったりする |
| 冬眠 | 冬眠させず、冬も保温して飼育する |
※大きさや寿命には個体差があります。甲長は頭や足を含まない甲羅の長さです。
「今のケージに入るから大丈夫」ではなく、成長した姿まで考えておいたほうがいいです。
寿命についても、ひとつの数字で言い切るのは難しいところ。少なくとも、数年だけのお付き合いではありません。引っ越しや家族の変化、自分が世話をできなくなった場合まで含めて考えておくべきですね。
ケヅメリクガメの性格は?人に慣れる?
ケヅメリクガメを「おとなしくて、ほとんど動かない動物」だと思っていると、印象が変わるかもしれません。
歩くための広さが必要ですし、穴を掘る力もあります。大きくなれば、飼育スペースを囲うものにも頑丈さが必要になります。
一方、人への反応は個体によってそれぞれです。
ここで分けて考えたいのが、「人に慣れること」と「触られるのが好きなこと」。近くで落ち着いて過ごせるようになっても、抱っこやなでられることを喜ぶとは限りません。
迎えたばかりの頃は、仲よくなりたくても追いかけたり、何度も持ち上げたりせず、まずは落ち着ける環境を用意してあげたいところです。
うちの子はビビりです。触れるとビクッとして首を引っ込めますし水あびも嫌いです(笑)
リクガメとの暮らしは、たくさん触れ合うことだけが楽しさではありません。どこで休むのか、何をして過ごすのか。その子のペースを見ている時間も、私は大事にしたいと思っています。
ケヅメリクガメのケージは、成長後まで考える
小さいうちは温度管理しやすい環境が必須です。
ベビーの頃は、保温や湿度の管理がしやすい飼育ケージから考えます。
ただし、「体が入れば十分」というわけではありません。歩ける床面積に加えて、体を温める場所と、暑くなったら離れられる場所を確保します。
最初に準備する用品は、次のようなものです。
- 飼育ケージ
- バスキングライトと必要な保温器具
- UVBライト
- 保温器具に対応したサーモスタット
- 温湿度計
- 床材、シェルター、浅い水入れ、餌皿
ライトは「暖めるもの」と「紫外線を届けるもの」で役割が違います。兼用の商品もありますが、見た目だけで判断せず、仕様を確認して選びましょう。
【関連記事:リクガメのケージの選び方|必要な広さ・床材・レイアウト】(準備中)
大きくなったら専用スペースが必要
ケヅメリクガメは、一般的な爬虫類用ケージだけで一生飼い続ける種類ではありません。
成長後は、広い室内スペースや、適切に保温できる小屋を備えた屋外の囲いなどを検討することになります。
庭があっても、置くだけでは飼えません。囲いを押す力や穴掘りへの対策が必要ですし、日陰や雨を避ける場所も欠かせません。
水を替えられるか、汚れを片づけやすいか、病院へ行くときに運び出せるか。かわいいベビーを迎える段階では想像しにくいですが、ここまで考えておくと後で助かります。
温度・湿度・紫外線はどう管理する?

ケージ全体を同じ温度にしない
ケヅメリクガメは、周囲の温度を利用して体温を調節します。飼育環境には、暖かい場所と、そこから離れて過ごせる場所が必要です。
日中の環境温度を約27〜32℃、バスキングスポットを約35℃くらいを目安に。温度管理はとても重要です。温度が低いとあまり動かなくなったりごはんを食べなくなったりします。
簡易的なものでもいいので温度計は設置したほうがいいです。
保温器具には対応するサーモスタットを使い、体が直接触れてやけどをしないように設置してください。
乾燥地帯のカメでも、水分は必要
「乾燥した地域のリクガメだから、カラカラにしておけばいい」と考えるのは要注意です。
野生では、穴の中など地表とは違う環境も利用します。特に幼体は、保温とともに適切な湿度や水分補給が大切。飼育場所全体を乾燥させすぎないようにします。
基本的に水分は食事(野菜とか)で摂取します。水をゴクゴク飲むことはほとんどありません。
UVBライトは交換時期まで確認する
室内飼育では、適切なUVBライトも用意します。
購入時には、対応する器具、設置距離、照射範囲、交換時期を確認してください。「まだ明るく光っているから使える」とは限らず、紫外線の出力は低下することがあります。
時期がくるとただ光ってるだけ、紫外線は出てないってことになります(知らない人が多いです。私もでした笑)
交換した日をスマホに記録しておくだけでも、管理できます。
ケヅメリクガメの餌は、小松菜、チンゲン菜がおすすめ
ケヅメリクガメの主食は小松菜、チンゲン菜でよいです。栄養バランスがよくおススメです。
基本は、食べられる安全な野草や葉物を組み合わせます。「草食だから、スーパーの野菜だけでいい」とは考えないようにしましょう。
果物や甘い食べ物を日常的に与えるのは避けたほうがいいです。リンゴとかよく食べますが、おいしすぎてそれしかたべなくなることがあります。あげるとしてもおやつ程度にしてください。
万が一リンゴしか食べなくなった場合は葉物にリンゴの汁をつけて食べさせて戻します。
食事選びでは、次のように整理するとわかりやすいです。
野草は、名前がわからないものを「たぶん大丈夫」で与えないこと。毒があったり農薬や除草剤などがかかっている可能性のある場所からの採取も避けます。
カルシウム剤とかあまり気にしてないです。あげてもいいとは思いますが私はあげていません。
また、水はいつでも飲めるように、出入りしやすい浅い容器で用意します。うちの子は飲まないですけど(笑)

【関連記事:リクガメの餌は何をあげる?野菜・野草・フードの選び方】(準備中)
冬の保温と、毎日のお世話で気をつけたいこと
ケヅメリクガメは冬眠させる種類ではありません。寒い時期も、暖かく過ごせる環境を維持します。
動かない、食べないという状態を「冬だから動かないだけ」と判断しないほうがいいです。寒いんです。
迎える前には、夏の飼育場所より先に「冬をどこで過ごすか」を考えてもいいくらいです。
大きくなったケヅメを暖かく飼うには、設備だけでなく電気代もかかります。生体の値段と最初のケージ代だけで予算を決めず、保温費や将来の改装費も含めて考えておきましょう。
毎日のお世話では、餌と水、掃除に加えて、その子の様子を見ます。
- 普段どおり食べているか
- 動き方や呼吸に変化はないか
- 鼻水が出ていないか
- 排泄の様子がいつもと違わないか
- 温湿度や器具に問題がないか
気になる変化があれば、温度や餌の内容を記録して病院へ相談してください。呼吸が苦しそう、ぐったりしている場合は、早急な受診が必要です。
なかなか見てもらえる病院は少ないので調べておいた方が無難です。
ケヅメリクガメとの暮らしを、長く楽しむために
ケヅメリクガメは、誰にでも気軽におすすめできる種類ではありません。大きくなりますし、広い場所も、冬の保温も必要です。
でも、それを知ったうえで「この子と暮らしたい」と思えるなら、準備をする時間も楽しみのひとつになると思います。
リクガメを飼う楽しさを伝えたいからこそ、かわいさだけでなく、必要な準備もきちんと書いていきたいです。
迎える前に確認したいのは、次の3つ。
- 成長後も十分な飼育場所を用意できるか
- 冬も適切に保温し、世話を続けられるか
- 長い年月を一緒に暮らす見通しがあるか
小さいうちだけでなく、大きくなった姿まで楽しみにできたら素敵ですよね。
これからケヅメリクガメを迎える方が、無理のない環境を整えて、長く楽しく暮らせたらうれしいです。



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