リクガメを飼ってみたいけれど、どの種類がいいんだろう。
写真を見ると、みんなかわいい。甲羅の模様で選びたくなるけれど、大きさも性格も気になりますよね。できれば人に慣れてくれる子がいいな、と思う方も多いはず。
うちには、ケヅメリクガメと、ヒョウモンリクガメがいます。実際に飼っていて思うのは、リクガメとの暮らしは楽しいけれど、迎える前の種類選びは大事だということ。
特に、成長したあとの大きさ。小さな子どもの姿だけでは、将来必要になるスペースは想像しにくいものです。
この記事では、リクガメ6種類の大きさ・寿命・性格を紹介します。まずは違いを知って、自分の家で一緒に暮らせそうな種類を探してみてください。
リクガメの種類を比較!大きさ・寿命の目安

| 種類 | 成長後の甲羅の長さの目安 | 寿命の目安 | 見た目・動きの特徴 |
|---|---|---|---|
| ケヅメリクガメ | 50〜80cmほど | 50〜80年以上 | がっしりした体。歩く力も掘る力も強い |
| ヒョウモンリクガメ | 30〜50cmほど | 30〜75年ほど | 丸く盛り上がった甲羅とヒョウ柄 |
| ヘルマンリクガメ | 15〜25cmほど | 50年以上 | 黄色と黒の甲羅。活発に歩く |
| ギリシャリクガメ | 15〜30cmほど | 50年以上 | 模様や大きさのバリエーションが豊富 |
| ロシアリクガメ | 15〜25cmほど | 40年以上 | 丸く平たい甲羅。穴掘りが得意 |
| インドホシガメ | 20〜30cmほど | 30〜50年ほど | 星のような甲羅の模様。慎重な個体も多い |
大きさは頭やしっぽを含まない、甲羅の長さです。性別や生まれなどで差があり、表より大きくなる個体もいます。
寿命も「この年齢まで生きる」という数字ではありません。幅がありますが、どの種類も数十年のお付き合いを考えて迎えたいリクガメです。
リクガメ6種類の特徴
① ケヅメリクガメ|大きく育つ、力持ちのリクガメ
ベージュ色の甲羅と、太くてがっしりした足が特徴。小さい頃もかわいいけれど、大きくなった姿には迫力があります。
歩き回ったり土を掘ったりする力が強く、成長すると簡単な囲いでは対応できないことも。飼育場所は、広さだけでなく丈夫さも必要です。
人や餌の時間に慣れて、近づいてくる個体もいます。ただ、人に慣れることと、気軽に扱えることは別。大きくなれば、病院へ連れていく方法も考えておかなければいけません。
庭で過ごせる場所があっても、それだけで一年中飼えるわけではありません。日本の冬には保温できる場所が必要です。
ケヅメが気になるなら、まず大人になった姿を見てほしい。 そのうえで居場所を用意できるなら、成長を見守る楽しみの大きい種類です。

うちの子をお迎えしたときに写真がこちら↓

7センチくらいで手乗りでした。
【関連記事:ケヅメリクガメの飼い方|大きさ・性格・餌と迎える前に知っておきたいこと】(準備中)
② ヒョウモンリクガメ|甲羅の模様と丸い姿が魅力
名前のとおり、甲羅にはヒョウ柄のような模様があります。模様の入り方は一匹ずつ違い、丸く盛り上がった甲羅も特徴的。横から見る姿もかわいいんですよね。
おっとりした印象がありますが、ずっとじっとしているわけではありません。餌を探して歩くので、十分なスペースが必要です。
警戒心が強い個体もいます。迎えてすぐに仲よくなろうとするより、安心して食べたり休んだりできる環境を整えるところから始めます。
ケヅメより小さめとはいえ、大型になるリクガメです。「ケヅメは大きいからヒョウモンなら大丈夫」と簡単には決められません。こちらも、成長後の広さと冬の保温まで考えておきましょう。

うちの子です。お迎えして半年です。
【関連記事:ヒョウモンリクガメの飼い方|飼育環境と毎日のお世話】(準備中)
③ ヘルマンリクガメ|小さめでも、しっかり歩く
黄色と黒のコントラストがきれいなヘルマンリクガメ。今回紹介する中では比較的小型で、成長後の飼育スペースを検討しやすい種類です。
歩いたり、掘ったり、餌を探したりと活動的。「小さいリクガメなら、小さいケースで十分」と考えず、動き回れる広さを用意します。
人のいる環境に慣れる個体もいますが、抱っこして遊ぶような付き合い方には向いていません。地面に足をつけて、自由に動ける状態で観察する方が、その子らしい姿を見られます。
ヘルマンには亜種があり、大きさにも違いがあります。気になる子がいたら、種類名だけでなく、成長後のサイズもお店で聞いておくと安心です。
④ ギリシャリクガメ|一匹ずつの違いを見て選びたい
ギリシャリクガメは、黄褐色の甲羅に黒っぽい模様が入る種類。ヘルマンと似ていますが、模様や色合いにはさまざまな違いがあります。
同じ「ギリシャリクガメ」でも、もともと暮らしている地域が広く、大きさや適した環境に差があります。ここは選ぶときに知っておきたいところです。
歩いたり土に潜ったりする姿を楽しめますが、「ギリシャは全員おとなしい」「必ず人に慣れる」とは言い切れません。お店では見た目だけでなく、普段の食欲や動き方も聞いてみてください。
迎える子がこれまで何を食べ、どんな温度で飼われていたか。その情報を引き継げると、家に来てからの準備もしやすくなります。
⑤ ロシアリクガメ|丸い体で、掘る・登るが得意
ロシアリクガメは、ホルスフィールドリクガメとも呼ばれます。少し平たい丸い甲羅と、ずんぐりした体が特徴です。
見た目はのんびりしていますが、活動的な種類。土を掘ったり、囲いを登ろうとしたりするので、脱走対策はしっかり考えておきたいところです。
水入れやシェルターが、囲いを越える足場になっていないかも確認します。小型だからと油断はできません。
飼い主に反応する個体もいて、毎日の様子を観察する楽しみがあります。ただし、たくさん触れば早く慣れるというものではありません。落ち着ける隠れ場所も用意して、少しずつ環境に慣れてもらいましょう。
⑥ インドホシガメ|星模様が美しい、慎重に迎えたい種類
黒っぽい甲羅に、黄色い線が放射状に広がるインドホシガメ。星のような模様が目を引くリクガメです。
ケヅメやヒョウモンほど大きくならない個体が多いですが、小さいから飼育が簡単、とはいきません。温度と湿度をきちんと管理できる環境が必要です。
警戒心が強く、触られることが負担になる個体もいます。頻繁に抱き上げるより、落ち着いて過ごす姿を楽しみたい種類です。
寿命については資料による差が大きいため、表の数字は目安にとどめてください。
また、購入時には登録票などの必要な書類と手続きを、販売店に確認してください。取引には規制があるため、飼育方法とあわせて確認しておきたい点です
初めて飼うなら、どのリクガメがいい?
選ぶときは、まず次の3つを考えると絞りやすくなります。
- 大人になっても、十分に歩ける場所を用意できるか
- 夏も冬も、その種類に合った環境を保てるか
- 長い飼育期間と、餌代・電気代・病院代を引き受けられるか
室内でのスペースを重視するなら、ヘルマン・ギリシャ・ロシアの成長後のサイズから比較してみるとよさそうです。ただ、どれも保温や紫外線などの設備は必要です。
大型のケヅメやヒョウモンは、体が大きくなる分、場所も設備も必要になります。庭の広さだけでなく、寒い時期にどこで過ごすかまで決めてから迎えたいところ。
値段の安さだけで選ばないことも大事です。生体を安く迎えられても、その後の飼育費まで安いとは限りません。
「これなら飼えそう」と思える環境を先に考えて、その中から好きな種類を選ぶ。この順番なら、迎えたあとに無理が出にくいと思います。
【関連記事:リクガメの値段はいくら?種類別の価格と飼育にかかる費用】
リクガメは人に慣れる?性格は種類だけでは決まらない
人が近づくと顔を出したり、餌を期待して寄ってきたり。そんな姿を見ると、やっぱりうれしいですよね。
ただ、リクガメの「人に慣れる」は、犬や猫と同じとは限りません。寄ってくるからといって、抱っこやなでられることが好きとは言い切れません。
また、同じ種類でも、すぐに人前で食べる子もいれば、隠れて様子を見る子もいます。年齢やそれまでの経験、今の飼育環境でも反応は変わります。
「この種類なら絶対になつく」と期待するより、その子のペースを知っていく方が、リクガメとの暮らしを楽しめると思います。
まずは安心して食べて、休んで、歩けること。無理に触らず、毎日のお世話の中で少しずつ慣れてもらいましょう。
好きな種類と、長く暮らせる環境を選ぼう
リクガメは、種類によって甲羅の模様も、大きさも、動き方も違います。
小さめの種類を探しているのか、大型になる姿に魅力を感じるのか。模様が好きなのか、活発に歩く様子を眺めたいのか。比べてみると、自分が気になるポイントも見えてきます。
うちにはどなちゃんとミケちゃんがいますが、リクガメと暮らすのは本当に楽しいです。だからこそ、迎える前に「大きくなってもここで暮らせるかな」と考える時間は取ってほしいなと思います。
好きな種類が見つかったら、次はその子の飼育環境を調べてみてください。居場所や必要な用品が具体的になると、一緒に暮らすイメージもぐっと湧いてきます。
【関連記事:リクガメの飼い方|初心者が知っておきたい飼育方法と一緒に暮らす楽しさ】(準備中)

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